血圧脈波検査(CAVI検査)

両側上腕と足首の4か所の血圧、心電図、心音を同時に測定することにより、PWV (Pulse Wave Velocity:脈波伝播速度)とABI(Ankle-Brachial Index:上腕と足首の血圧比)を計測します。

PWVは血管の硬さを反映して数値が高くなり、全身の動脈硬化を見る指標となります。ただし検査実施時の緊張などによる血圧の上昇の影響を受けますので、当院では、PWVの代わりにCAVI(Cardio Ankle Vascular Index)という血圧の影響を受けにくい指標を計測する検査を採用しています。CAVIから推定血管年齢を算出します。

ABIは動脈硬化による下肢の血管の狭窄を判断する指標です。当院では、CAVIと頚動脈超音波検査を併せて、負担の少ない動脈硬化の評価をしています。