当院の「発熱・感染症外来」について
発熱や気道感染症状(咳、鼻汁、喉の痛み、倦怠感等)の方は、受診前に必ず電話で予約をお願いします!!
- インフルエンザは小児や高齢者には重症化のリスクが高いことが知られています。診断されればインフルエンザに有効な抗ウイルス薬を使うことができます。
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は
*今でも重症化して肺炎で入院治療を必要とすることがあります。
*軽症であっても後遺症(罹患後症状)は大きな問題となっています。
*重症化や後遺症は、ワクチン接種や抗ウイルス薬の内服で抑制されることも知られています。
*COVID-19はエアロゾル感染することが知られており、感染力が強い感染症です。
- インフルエンザやCOVID-19、また、他の感染症もできるだけ正確に診断して、適切な治療を実施することはとても重要だと考えます。
以上のような点から、当院では感染症のできるだけ正確な診断を実施し、高齢の患者さんや基礎疾患を持つ患者さん、スタッフへの院内感染を極力避ける目的で、「発熱・感染症外来」を以下のように実施していますので、ご理解・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
発熱・感染症外来
*発熱のある方、概ね1週間以内に発熱のあった方
*発熱がなくても咳、痰、鼻汁、喉の痛み、関節痛、倦怠感などの症状の方(発熱のない新型コロナウイルス(COVID-19)やインフルエンザの患者さんが少なからずおられます)
このような患者さんは、感染症の疑いがありますので、当院では原則として「発熱・感染症外来」として対応させていただきます。
- まずお電話にて、「発熱・感染症外来」の予約をお取りください。
- その際お電話にて、スタッフが症状をお聞きします。
- 症状により、「発熱・感染症外来」の対象と判断された場合は受診していただく時間をお決めします。
- 「発熱・感染症外来」では、まず屋外にて感染症の検査を行います。できるだけ自家用車での来院をお願いいたします。徒歩や自転車等で来院の方は、屋外の待機所でお待ちいただきます。
- 検査は必要に応じて。
① インフルエンザの抗原検査、または🍒インフルエンザの等温核酸増幅検査(NEAR)
③ 🍒多項目同時PCR検査(BioFire SpotFire Rパネル)1 🍒多項目同時PCR検査(BioFire SpotFire Rパネル)2
①と②の検査、あるいは③の検査をお受けいただきます。
特に、他院で診断がついていない方や、発熱や咳等が長引いている方は、マイコプラズマや百日咳なども含めて15種類のウイルス・細菌のPCRが同時に実施できる③の検査をお勧めします。
- 他院の検査や自主検査で、COVID-19の抗原検査が陰性の場合でも、より精密で精度の高い🍒NEAR法が陽性に出る場合が少なからずありますので、②の検査はうけていただけますと幸いです。
- インフルエンザやCOVID-19と診断された場合は、屋外で診察を行い、必要な内服処方をさせていただきます。
- インフルエンザやCOVID-19ではない方や、多項目同時PCR検査で、そのほかの感染症と診断された方は、クリニック内に移動いただいて、必要な診察・検査をお受けいただくようになります。
以上のように、当院ではできるだけ高い診断精度で、発熱・感染症を診断し、可能な限り適切な治療を受けていただけるように注力しておりますので、どうか宜しくお願いいたします。