今、高齢者への新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防接種が強く推奨されています!(日本感染症学会等)🍒
今、高齢者への新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防接種が強く推奨されています!(日本感染症学会等)
2023年5月の第5類感染症への移行後、テレビ報道等で取り上げられることがすっかり少なくなった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ですが、当院でも毎週COVID-19と診断される患者さんは常にいらっしゃいます。いまも夏と冬に2つのピークをつくりながら、感染は確実に継続しています。
COVID-19のウイルスは変異を繰り返していることから、既に感染したことのある方でも、2度目、3度目の再感染をすることがあります。
最近の報道では、第5類後の2023年5月~24年4月の1年間で、COVID-19の死者数が計3万2576人に上ったことが厚生労働省の人口動態統計で判明しました。同時期に流行したインフルエンザの死者数は2244人ですので、COVID-19の死者数はインフルエンザの実に15倍にのぼります。
重症化・後遺症の予防効果
COVID-19の重症化は、高齢者に特に多いことが知られています。厚生労働省のホームページの「新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識(2023年4月版)」によりますと、30歳代の重症化リスクを1とした場合、
60歳代25倍、70歳代47倍、80歳代71倍、90歳代78倍
と、年齢が上がるごとに重症化リスクが高まります。
この高齢者の重症化とともに、若い世代にも共通でみられるのは、COVID-19罹患後にも長期に続く、強い倦怠感、呼吸困難、筋力低下、集中力低下などの後遺症の問題もあります。罹患後1年半の時点で、何らかの後遺症が25%の人にみられるとの報告もあるようです。
[厚生労働省]新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識(2023年4月版)
COVID-19の重症化(特に高齢者)、後遺症に関しては、ワクチン接種により予防できることが期待されています。
以上の事実を踏まえて、2024年10月17日に、日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会が共同で、
「COVID-19の高齢者における重症化・死亡リスクはインフルエンザ以上であり、今冬の流行に備えて、10月から始まった新型コロナワクチンの定期接種を強く推奨します。」
との見解を発表いたところです。詳しくは添付の表をご覧ください。
2024年度の新型コロナワクチン定期接種に関する見解(概要版)
当院で使用しているワクチンは、従来から広く用いられてきたファイザー社製のワクチンです。この冬の、COVID-19やインフルエンザ流行期に備えて、特に65歳以上の高齢者の皆さんは、新型コロナワクチン、インフルエンザワクチンの接種を是非検討ください。
ワクチン接種料金
当院での接種料金は、既にご提示しました通り、
インフルエンザで任意接種4400円、65歳以上の方の定期接種1500円
新型コロナは任意接種16500円、65歳以上の方の定期接種3300円
当院にかかったことがある方は、予約なしで随時接種可能です。
当院に受診が初めてのかたは、ホームページから予約をお願いいたします。
インフルエンザ、新型コロナ予防接種についてのお知らせ(2024年度)
さくらんぼ通信 第 9 号