百日咳・マイコプラズマ感染症が再流行しています! 当院での迅速診断:BioFire SpotFire Rパネルについて
百日咳・マイコプラズマ感染症が再流行しています!
当院での迅速診断:BioFire SpotFire Rパネルについて
■ 百日咳の最近の状況
新型コロナウイルス流行以降、百日咳は大きく減少していましたが、2023年頃から再び増加しています。 2024年は春から夏にかけて全国的な大流行 がみられ、当院でも 2024年11月〜2026年1月の間に22名を診断し、 そのうち16名が4〜7月に集中しました。
百日咳は本来、明確な季節性がないとされていますが、ここ2年は春〜夏に流行が集中しており、今年も同様の傾向が予想されます。
百日咳の特徴
- 原因:百日咳菌
- 乳幼児は重症化しやすく、定期予防接種が行われている
- 学童期以降はワクチン免疫が低下し、感染しやすくなる
- 初期(カタル期:約2週間)は抗菌薬が有効
- 咳が激しくなる痙咳期では、抗菌薬による症状改善は限定的
診断の難しさ
- PCR検査は有用だが、外注では結果まで数日
- 抗体検査はペア血清が必要で、実際の診断には使いにくい
■ マイコプラズマ感染症の状況
マイコプラズマ感染症も、コロナ禍で大きく減少していましたが、2023年以降再流行しています。 季節性は明確ではないものの、夏〜秋に多い傾向があります。
マイコプラズマの特徴
- 学童〜若年層に多い
- 肺炎を起こしやすく、高熱や長引く咳が特徴
- 多くは軽症だが、重症化することもある
- マクロライド耐性菌が増加しており、ミノサイクリン(12歳以上)やニューキノロンが治療の中心
診断の難しさ
- PCRや抗体検査は外注で日数がかかる
- 迅速キットはあくまでも補助的で、早期診断は難しい
■ 当院の対応:多項目同時PCR検査(BioFire SpotFire Rパネル)
当院では、百日咳やマイコプラズマを含む15種類のウイルス・細菌を同時にPCR検査できるBioFire SpotFire Rパネルを導入しています。
特徴
- 検体採取から約17分で結果判明
- COVID-19、インフルエンザ、百日咳、マイコプラズマなどを同時に判定徴
- 早期診断が可能となり、適切な治療につながる
当院での実績(2024年11月〜2026年1月)
- 百日咳:22名を迅速に確定診断
- マイコプラズマ:17名を確定診断
- いずれも適切な治療により、概ね良好に改善
■ 受診をおすすめする方
- 発熱が続く
- 咳が長引いてつらい
- 他院で診断がつかず不安
- 百日咳・マイコプラズマが心配
→ 当院の「発熱・感染症外来」で、BioFire SpotFire Rパネルによる迅速診断が可能です。
■ 予約方法
- 電話で「発熱・感染症外来」をご予約ください
- BioFire SpotFire Rパネル希望の旨をお伝えください
- できる限り対応しますが、ご希望に添えない場合があります
以前の記事もご参照ください。
🍒BioFireSpotFireRパネル(多項目同時PCR検査)導入から1年経過しました。マイコプラズマや百日咳の診断に有用であることがわかりました!!
🍒百日咳が流行しています!
当院では多項目同時PCR検査(BioFire SpotFire Rパネル)で即時診断ができます!!
🍒多項目同時PCR検査(BioFire SpotFire Rパネル)導入から3週間、25件の検査を実施しました!!(特にマイコプラズマ診断での有用性)
🍒多項目同時PCR検査(BioFire SpotFire Rパネル)を導入いたしました!
さくらんぼ通信 第 21 号
