あなたの血管を点検してみませんか!
「新型コロナウイルス感染症は、健康な血管を障害する病気であることも知られています。
高血圧症・高脂血症(コレステロールや中性脂肪が高い)・糖尿病など、動脈硬化症を進めてしまう、生活習慣病の皆様に、この機会に血管の点検をしておかれることをお勧めします。
2つの方法で動脈硬化の評価ができます。
頚動脈超音波検査
体表から、負担なく血管の内側の詳細を調べるのには、首のところにある頚動脈を調べるのが最適です。頚動脈にプラークと言って、コレステロールなどでできた塊を作っていないかを、超音波診断でみることができます。頚動脈に変化があると、脳動脈や冠動脈(心臓の動脈)にも動脈硬化があることが心配となります。頚動脈を全身の血管をみる「窓口」として調べます。5分ぐらいで終わる簡便な検査です。
血圧脈波検査(CAVI):血管年齢
両方の上肢・下肢の血圧、心電図、心機図、脈波図を同時に計測して、全身の動脈の硬さを推測する検査です。10分程度横になっている間に終わってしまいます。頚動脈超音波検査が血管の一部分を詳細に調べるのに対して、CAVIは全身の動脈硬化の程度を総合的に評価するものです。「血管年齢」の推定も可能となります。
血管の状態を詳しく把握して、治療や生活習慣の改善に役立てましょう!